同窓会名刺交換会に450人
ビジネス情報交換で絆深める 

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名刺交換する土方清・サークルKサンクス相談役(中央) 自己紹介後、握手する室伏広治・スポーツ科学部准教授(右)

 第9回中京大学同窓会名刺交換会(校友会本部主催)が1月26日、名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開かれ、同窓生と本学関係者合わせて約450人が参加、ビジネスに関する情報を交換するなどして絆を深めた。


松田・室伏選手らを功労者表彰 
 
交換会では、ロンドン五輪競泳400メートルリレーで日本男子史上初の銀メダルを獲得した松田丈志選手とハンマー投げで銅メダルに輝いた室伏広治選手、岩手県支部長を45年間務めた中村卓哉氏の3人に対して、川岸信一同窓会長が「功労者表彰状」を贈った。

 引き続いて川岸会長は、五輪レース後のプレスインタビューで、「(北島康介選手を)手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と語って、2012年新語・流行語大賞のトップテンに選出された松田選手のコメントを引用し、「わが中京大学は人間味豊かだ。人への思いやりのある大学のイメージを伝えてもらった」とユーモアを交えてあいさつ。小川英次・梅村学園理事長は「不確定な世界だが、開学60周年を迎えようとしている中京大学は11学部を擁する堂々たるユニバーシティーに成長した。今後、世界的な大学へとさらに発展することは間違いない」と語った。

 また、北川薫学長も「4月には名古屋キャンパスに新しい建物が2棟、実験棟を含めると3棟、お目見えする。中京大学はここ数年、ひと皮もふた皮もむけてきているが、さらにひと跳びしたい」と決意を述べた。

 この後、梅村清英理事(同窓会副会長)の音頭で乾杯し、名刺交換をスタート。「食品・飲食・衣料」「自動車・電力・物流」「マスコミ・広告」など業種別にテーブルを囲み、料理を食べながら情報交換、「今度、会社を訪問させてもらいます」「ぜひわが社の製品を使ってください」などと、そこここで話が弾んでいた。


宇宙飛行士・山崎さんが講演
 
名刺交換会の前には、宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演会も開かれた。「宇宙・人・夢をつなぐ」と題して、宇宙に飛び立つまで11年間続いた訓練生活や宇宙船での実験の様子を、写真を見せながら紹介した山崎さん。「スペースシャトル『コロンビア号』の事故があって飛行計画が中断、いつゴールが来るのか先が読めなくて精神的につらかったが、自分で変えられないことは神様に祈ることで、状況を受け入れた」「宇宙飛行は準備が99%。目には見えなくても土台を作っておくことが重要」といった話に、同窓生たちはしきりにうなずいていた。

2013/01/29

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