ロンドン五輪最終選考を兼ねた第96回日本陸上競技選手権大会
中村明彦選手が400m障害で、市川華菜選手が200mでそれぞれ準優勝

 ロンドン五輪最終選考を兼ねた第96回日本陸上競技選手権大会(大阪・長居、6月8-10)で、中村明彦選手(体育4、岡崎城西)、市川華菜選手(体育4、岡崎城西)が準優勝となった。
 中村選手は、男子400㍍障害決勝で、五輪派遣のA標準(49秒50)を上回る49秒38の記録で準優勝した。この戦績に基づき、11日の日本陸連理事会で、400㍍障害の五輪代表に選ばれる公算がある。   中村選手はこれまで、十種 競技を中心に活躍してきた。今月2-3日の日本選手権混成(長野)で、十種競技2位となったが、A標準には届いていなかった。
 市川選手は、女子200㍍決勝に出場し、23秒62の記録で2位となった。福島千里選手が2年連続優勝だった。 市川選手は大会初日の女子100㍍予選で、雨降りの中、実力を発揮でき ず、決勝進出を逃したが、200㍍では本来に近い走りを見せた。昨年5月のゴールデンGP川崎で、400㍍リレーの第4走者として日本記録を樹立している。日本選手権ではリレーはなかったが、日本陸連が市川選手の200㍍2位の結果を受けて、ロンドン五輪のリレーメンバーとして派遣する可能性がある。
 400㍍障害の決勝には、安部孝駿選手(体育3、玉野光南)も出場したが、残念ながら49秒57の5位に終わった。

2012/06/11

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