情報理工学部遠藤守研究室が開発
タブレット端末用アプリ「金環日食を見てみよう!」

 情報理工学部情報メディア工学科の遠藤守研究室が、2012年5月21日に名古屋市で約1000年ぶりに見られる金環日食に向けて、タブレット端末上で動作しコンピュータグラフィックス技術を活用したアプリケーション「金環日食を見てみよう!」を開発しました。

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 【アプリケーションの概要等】

 本アプリは太陽・月・地球の位置関係とそれによって起こる日食の仕組みを表現。タッチパネルによる簡単な操作と、3次元コンピュータグラフィックスを用いることにより、利用者は金環日食の仕組みをより具体的に、より深く学ぶことができます。

 また同研究室は金環日食当日までに行われる金環日食教室にて本アプリをデジタル教材として活用。金環日食教室は愛知県内の小学校や児童館、病院等の生徒・児童計約300名に対して行われる予定で、教室の実施にあたっては、NTTドコモ東海支社の協力のもと、金城学院大学と共同でレクチャーを行います。

 同研究室はこれまで、同情報理工学部情報メディア工学科の宮崎慎也研究室・山田雅之研究室、および金城学院大学岩崎公弥子研究室、名古屋大学安田孝美研究室、名古屋市科学館、NTTドコモ東海支社と共同で、天体現象の可視化や科学館を題材としたスマートフォン・タブレット端末における教育的活用のあり方、デジタル教材の可能性について検討を行ってきました。

 遠藤守准教授は、「スマートフォンやタブレット端末は、操作も簡単で屋内外を問わずどこにでも持ち運びが可能です。この特性を活かし、天文学習など屋外学習と併用することで学習効果も上がると考えています。今後も触りながら楽しく学べるデジタル教材の制作やアプリケーション開発を行っていきたい。」と話しています。

 

【この件に関するお問い合わせ】

情報理工学部准教授 遠藤守
E-mail: endoh@sist.chukyo-u.ac.jp

2012/05/07

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