「真剣味」を実社会で
2010年度卒業式 学部2,883人 大学院111人
震災犠牲者に黙祷

2010年度卒業式

 2010年度の本学卒業式は3月19日、中京大学文化市民会館で午前、午後の二部構成で挙行され、学部の卒業生2,883人に卒業証書が、大学院の修了生ら111人(博士9人、修士90人、専門職学位12人)に学位記が授与された。現代社会学部(07年に社会学部を改組)からは初の卒業生270人が巣立った。

 開式に先立ち、3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者に対し、全員で黙祷を捧げた。

 北川薫学長は式辞で「変動する社会に出ることを考えるには、中京大学の建学の精神は、普遍的な心構えを示しています。皆さんは、自信と伝統ある『中京スピリッツ』の誇りを持って、先輩に続いて新しい歴史を刻んでください」と述べ、4月から社会へと送り出す卒業生、修了生たちを励ました。

 梅村清英副理事長も祝辞で「皆さんは真剣に、真摯に取り組むことの大切さを学びました。

皆さんが目標に向かって努力していく、飽くなきメンタリティと旺盛なエネルギーこそが力の源泉であり、困難な時代を生き抜く力となるでしょう」と、餞の言葉を贈った。

 卒業生、修了生らは、式辞、祝辞を真剣に聞き入り、実社会へ挑戦する気持ちを高めていた。続いて、学業や課外活動などで優秀な成績を収めた卒業生らに学長賞や学部長賞、優等賞などが授与された。

 また、会場のロビーでは、東日本大震災の被災者救援のため、中京大学文化会、体育会、大学祭実行委員会の学生が、募金活動を行い、卒業生や保護者ら出席者から義援金を募った。



中京大学文化会、体育会、大学祭実行委員会の学生が東日本大震災の被災者救援の募金活動

2011/03/22

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