経産省「社会人基礎力育成グランプリ2011」中部大会で中京大学チーム優勝

 「経済産業省は1日、大学が社会人に求められる能力をどれだけ伸ばしたいかを競う社会人基礎力育成グランプリ2011の中部大会を名古屋市内で開いた。同グランプリは、学生がゼミや研究室などで課題に取り組み、いかに成長したかを発表する。今回は4回目の開催で、参加校は(全国で)過去最高の100校、中部大会には計13校が参加し、優秀校には中京大学が選ばれた」。 122日付け日経新聞関連記事要旨>

 優勝したチームは、中京大学総合政策学部宮川プロジェクト研究(ゼミ)の3年生18名で、約1年がかりで本プロジェクトに取組み、第一の難関を突破した。同ゼミの現4年生が、昨年度東京で開催されたグランプリ大会で準優秀賞を受賞した実績もあり、来年3月9日に東京都内で開かれる決勝大会にて、全国100大学参加校から選出されたベスト8チーム間で競われる最優秀賞の受賞も期待されている。

 中京大学総合政策学部では、社会が求める人材を育成することを基本方針としており、「自ら考え、問題を見つけ、解決できる、幅広い分野で活躍できる人材」の養成が図られている。宮川プロジェクト研究では、経営学理論と実践的マネジメント手法を学び、3年次に課題解決型プロジェクトを組んで社会人基礎力の育成を図ってきた。

 今回は、同チームが、三越グループ系列企業の経営するレストランの経営改善に協力するという課題に取組み、実態調査の実施や課題の抽出、調査結果を踏まえた新商品や価格戦略の提案、広報活動等の支援を行ってきたこと、その結果、同店が来客数と売上の増加という改善成果を上げ、学生は、主体性や考え抜く力、働きかける力等の社会人基礎力向上という取組み成果を上げたとする経緯を発表し、最も高い評価を得たものである。

(宮川ゼミ)

2010/12/03

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