しめやかに梅村すみ子先生合同葬
通夜、告別式に1,400人参列

弔辞を読む田口博子さん
弔辞を読む田口博子さん

  学校法人梅村学園の発展に多大な功績を遺され、老衰のため11月2日に逝去された中京大学体育学部元教授の梅村すみ子先生(享年93歳)の葬儀・告別式が、4日正午から、梅村学園と梅村家の合同葬として、名古屋市昭和区八事本町78、八事山興正寺本堂で執り行われた。葬儀委員長を北川薫学長、喪主を梅村清弘総長・理事長がつとめた。告別式には700人、前日3日の通夜にも700人が参列した。

  告別式では、葬儀委員長の北川学長が、「女子100mの元日本記録保持者で草創期の日本女子陸上競技界をけん引した『競技者』としてのすみ子先生、学園の留守を守り、4人の子供を戦火から守りぬいた『妻』『母』としてのすみ子先生、教壇に立ち、グラウンドに立ち続けた『教育者』『指導者』としてのすみ子先生。どのすみ子先生にも共通していたのが、温かな思いやりの視線でした。どうか学園と大学のこれからを見守ってください」と、式辞で故人を偲んだ。

焼香に向かう会葬者の列
焼香に向かう会葬者の列

  梅村すみ子先生の教え子で、1972年ミュンヘン五輪の走り幅跳びに出場した田口(旧姓山下)博子さん(1974年体育学部卒)は、「すみ子先生は、生涯一貫して陸上競技に情熱を注がれ、陸上競技と共に生き、誰よりも陸上競技を愛し続けられた競技者であり、指導者でした。これまで多くの選手を育てられ、選手のために成果を上げることが何よりの喜びであったように思います。これまでの先生の深く温かいお心配りに感謝し、心からご冥福をお祈り申し上げます」と、弔辞を読み上げた。
焼香の列は1時間余り途切れなく続き、最後に、喪主の梅村清弘総長・理事長は「母の生涯は波乱もありましたが、皆さん方に支えていただき、幸せだったと思います」と、参列者に挨拶した。


  御 礼
  通夜の儀、告別式に際しましては多くのご弔問、ご会葬を賜り、誠にありがとうございました。
  厚く御礼申し上げます。

学校法人 梅村学園

2010/11/04

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