FD・SDコンソーシアム名古屋講演会「大学におけるリスク低減とUSR」

 「社会の公器」である大学において、研究費の不正受給など適切なリスク低減策の未整備によるさまざまな問題が近年発生しており、「業務の効率性」、「財務の信頼性」、「コンプライアンス(法令遵守)」の向上を目的としたリスク低減・回避のための方策整備が喫緊の課題として求められている。 そのような視点から、大学運営を支える事務職員に対し、9月9日(木)14時30分から中京大学名古屋キャンパス・センタービル7階0702教室で有限責任監査法人トーマツの赤尾聡氏を招いて講演会を開催した。
 講演では講師からリスク低減を目的に内部統制を機能させることは、「大学の社会的責任(USR)」の観点からも重要であるとの認識が示された上で、これらの取り組みにおいて先行する企業との比較を行いながら、大学における「内部統制の定義」「内部統制の必要性」「リスクコントロールの方法」「内部統制システム構築のポイント」などについての説明がなされた。
 本講演は「FD・SDコンソーシアム名古屋」の委託事業として開催されたものであり、本学の職員とともに、コンソーシアム加盟大学および愛知県内外の大学から総勢90人ほどの参加があった。


(業務支援室)




2010/09/13

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