バンクーバー五輪男子フィギュア、小塚崇彦選手(体育3)が8位入賞

 バンクーバー五輪大会5日目、2月17日(水)昼(日本時間)に行われたフィギュアスケート男子シングル・ショートプログラムに本学から小塚崇彦選手(体育3)が出場した。五輪初出場の小塚選手は、最初のコンビネーションジャンプは鮮やかに決め、次のトリプルアクセルの着氷が少し乱れたが、3つ目のジャンプも確実に決め、得意のステップ、高速スピンで観客を沸かせた。 得点は79.59で8位発進となった。ショートプログラムが終わって小塚選手は「初めての五輪でしっかりと演技が出来たことに満足している。80点に届かなかった悔しさがある」とコメント。2日後のフリースケーティングの演技に巻き返しが期待された。
 そして2月19日(金)昼に行われたフリースケーティング。日本選手のトップを切って登場した小塚崇彦選手。冒頭の4回転ジャンプを日本人選手として唯一鮮やかに決めた。後半のトリプルアクセルで転倒したものの、他は完璧な演技だった。演技終了後には、ガッツポーズも出るほどの会心の演技を見せ、五輪初出場ながら見事8位入賞を果たした。


 本学豊田キャンパスでは前回のモーグル・伊藤みき選手(体育4)の時と同様に4号館411教室で大型スクリーンを使った応援会が催された。本学学生・教職員、OB&OG、近隣住民の皆さんら400人近くの方に来ていただき、大応援会となった。
 小塚選手のウォームアップが始まるとチアリーダーの先導で「Go!・Go!・中京!」と「小塚!小塚!小塚!」のコールで小塚選手へ届けと、エールをおくった。
 演技開始のスタート位置につくと場内は静まり、一気に緊迫した雰囲気に。曲が流れ出し演技がスタートすると固唾をのんで小塚選手の演技を見つめた。そして最初の4回転ジャンプが決まると会場割れんばかりの大歓声があがり、その後もジャンプが決まるたびに拍手と声援で会場は盛り上がった。
 最終滑走者が終わり、小塚選手の8位入賞が確定すると「中京!中京!中京!」、「小塚!小塚!小塚!」のコールで健闘を称えた。


 小塚選手の中京大中京高校時代のスケート部監督・渡辺伸雄先生は「非常にプレッシャーのかかる最初の4回転を鮮やかに決めてすばらしかった。全体的にも非常に良い演技だったと思う。教え子が初めての五輪という場で立派な演技をした姿を見て成長の跡を感じ感動した」とコメントした。


平日昼間にかかわらず大勢の方に応援会に参加していただきありがとうございました。


 次回は2月26日(金)午後零時から、フィギュアスケート女子シングルフリーに出場する安藤美姫選手(体育4)、浅田真央選手(体育1)を応援する会を同じ豊田キャンパス4号館411教室で実施する予定です。


(スポーツ支援課)

2010/02/19

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