舟橋聖一顕彰青年文学賞の最優秀賞
言語表現学科2年の河島光さんの小説が選ばれる

08_030.jpg  滋賀県彦根市が主催している舟橋聖一顕彰青年文学賞の第20回最優秀賞作品に、文学部言語表現学科2年の河島光さん(写真)の小説「僕らの諸事情と、生理的な問題」が選ばれ、11月6日発表された。
  同文学賞は舟橋さんの代表作の一つ「花の生涯」の舞台となった彦根市が、舟橋さんの遺族から受けた基金をもとに1989年(平成元年)に文学の登竜門として設けた賞。18―30歳の青年から小説、随筆、戯曲、評論作品を募り、文芸評論家の秋山駿さん、作家の佐藤洋二郎さん、藤原周さんらが選考し、毎年、最優秀賞作(賞金50万円)1点、佳作1点を決めている。今年は全国から68点の応募があった。
  河島さんは滋賀県虎姫町出身。長浜北高校卒。最優秀賞作に選ばれた小説は、恋愛や進路などで悩み揺れる高校生らの姿を描き、「心の変化(の描写)は新鮮だった」(佐藤洋二郎さん)と講評を得た。
  河島さんは今年5月の日本文学館・超短編小説大賞コンテストでも佳作に入っており、「これからも小説を書いていきたい」と話している。

2008/11/07

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