現役・同窓生6選手の活躍を称え
北京オリンピック報告会開く

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  北京五輪に出場した本学の現役・同窓生6選手の健闘を称える「五輪報告会」が10月7日、名古屋キャンパスで昼休みと夕方の2回開かれた。
  昼休みは、ガレリアで在学生を対象に開催。ガレリアを見下ろすセンタービルや3号館の2、3階通路なども埋めた満員の学生たちが拍手で迎える中、6選手が日本代表のユニホーム姿で入場。司会放送部の部員によって1人ひとりが紹介されると、一段と大きな歓声が上がった。
  梅村清英副理事長が挨拶し、「北川薫学長(出張で欠席)の発案で報告会を開くことになりました。お忙しい中、一堂に集まっていただいた選手の皆さん、オリンピックでの活躍、お疲れさまでした。これからも健康に留意し、活躍されることを祈念します」と6選手の健闘を労った。
  この後、6選手が順番に挨拶。体操の黒田真由選手(体育2)は「たくさんの方に応援していただいたので、自信を持って演技することができました」、自転車の和田見里美選手(体育3)も「初のオリンピックだったが、たくさんの応援をいただき、楽しく走ることができました」と応援への感謝を述べた。
  シンクロナイズド・スイミングの松村亜矢子選手(経営卒・中京大中京高職員、ザ・クラブピア88)は「観客席上のお客様が豆粒に見えるくらいの大きな会場で泳ぐことができて気持ちよかった。大満足です」、女子ソフトボールの伊藤幸子選手(体育卒・トヨタ自動車)は「私にとって最後のオリンピックで悲願の金メダルを獲ることができてうれしい。苦しい戦いだったが、皆様の応援で勝てました」と喜びと満足感を語った。
  競泳の松田丈志選手(体育卒・体育学研究科修士2・ミズノ)は「(4年前の)アテネ五輪は緊張の連続できつかった。北京はメダル獲得の目標を立てて、それに向かってやっていく楽しさを味わうことができました」、男子ハンマー投げの室伏広治選手(体育卒・体育学研究科研究員・ミズノ)は「大学の最高の環境の中で練習を重ね、皆さんの応援を得て、力を出し尽くすことができました。ロンドン五輪を目指してまた頑張ります」と力強く語り、後輩たちの拍手喝采を浴びた。
  夕方は2号館のアレーナで教職員と体育会の学生たちを対象に開かれ、6選手と役員・コーチとして日本代表団に加わった室伏重信体育学部教授(陸上コーチ)、久世由美子・水泳コーチ、西井匠・人工知能高等研究所研究員(MTB監督)が出席し、北京の報告と今後の抱負を語った。

2008/10/08

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