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英米文化学専攻では、コンピュータやメディア機器等、情報機器等の科学技術の発展と、グローバルな多元文化主義、学際的な学問研究やポップ・カルチャーの発展を背景に、従来の英文学専攻における「文字」を中心とした文学、英語学偏重の教育・研究から脱して、コミュニケーションを含めた英語を使用する高度専門職を目指す院生の養成から、英語圏地域における地域文化研究、多様なメディア、映像・舞台を視野に入れた表象文化研究、日常・社会と結びついた言語研究までを視野に入れる。
従来の英米文化研究は、英米文化を含めた西洋文化が世界の近代化・発展に貢献してきたとの西欧中心主義の立場から推進されてきたが、近年の国際紛争を見ても明らかなように、現在は、そうした英米文化の歴史的役割が疑われている。キリスト教と白人男性、ロゴス中心主義の英米の価値観が世界の価値観の基準であった時代が既に過去のものとなり、国際化により英米においても他民族が流入し多様な価値観が生じている今日においては、価値の多元化した世界的視野から英米文化を新たに捉え直し、理解する必要に迫られている。特に伝統的に英米文化の影響を強く受けて発展してきた日本では、グローバライゼーションの世界的潮流の中、今後の国際化を生き抜くためにも英米文化の新たな理解、教育、研究は必須である。
英米文化学専攻では、こうした歴史的、空間的英米文化の位置づけを理解し、英米文化に関わる知識や素養を生かし、英語を駆使できる高度専門職業人、研究員の育成を計りたい。
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