フィルハーモニー交響楽団/第5回定期演奏会を開催 

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 フィルハーモニー交響楽団は12月18日、天白文化小劇場にて「第5回定期演奏会」を開催しました。当日は240人を超えるお客様にご来場いただきました。

 今回の演奏会では、1年間の集大成としてスッペ作曲「喜歌劇 軽騎兵 序曲」、プロコフィエフ作曲「交響詩的物語 ピーターと狼」、シューベルト作曲「交響曲第8番 未完成」を演奏しました。

 5周年という節目の年ということで、今までは避けてきた難曲をあえて選曲し、定期演奏会のプラグラムに組みました。今回は聞き馴染みのある曲であるがゆえ、小さなミスが目立ちます。そのため個人の技術力の向上は必要不可欠であり、日々の練習により一層励むことが出来ました。

 また、今までは人数が足りず、奏者のいないパートもありましたが、今回の定期演奏会では全てのパートを揃えて演奏することが出来ました。編成が全て揃うことにより、音に厚みが増し、多くのお客様に本格的なオーケストラの演奏をお届けすることが出来たのではないかと思います。

 アンコールでは、オッフェンバック作曲「天国と地獄」より抜粋を演奏致しました。気持ちの入った勢いのある曲で、今年度最後の演奏を締めくくりました。

 演奏会を迎えるにあたり、経験者と未経験者の差により定期演奏会の選曲が難航していました。1年間をかけて練習する曲がこれでよいのか、本当に完成することが出来るのかと何度も悩みましたが、団員一人一人の曲に対する熱意と、与えられた楽譜に責任を持ち真摯に練習してきたことで、全曲を完成することができました。定期演奏会のアンケートでも「年々成長している」などと好評を頂く事が出来ました。

 今回演奏会を成功させることができ、本格的なオーケストラ団体としての一歩を踏み出せたのではないかと思います。しかし、まだまだ改善すべき点もあり、近隣大学のオーケストラ団体を見習わなければならない部分も数多くあります。

 この演奏会の経験を活かし、フィルハーモニー交響楽団の良い点はさらに伸ばし、至らぬ点を貪欲に追及し続けたいと思います。最後になりましたが、より良い演奏を披露できるよう努力してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

(フィルハーモニー交響楽団 団長 経済学部3年  吉田唯)

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2017/02/09

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