司会放送部がボクシング王座決定戦の応援会で司会進行
気持ちの共有を意識、雰囲気を読み取って的確にコメント

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 5月30日に行われた、田中恒成選手WBO世界ミニマム級王座決定戦応援会の司会を私たち司会放送部が担当させて頂きました。

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 パブリックビューイングということで、試合開始前にどれだけ会場を盛り上げることができるかを第一に考え、司会者も会場と一体になる、しかし冷静に伝えることを意識しました。

 まずは、質問形式でボクシング部の方にお話を伺う場面。ボクシングの階級であるミニマム級の説明をされたので、具体的な体重を質問したり、田中選手の強さのポイントを解説して頂いたところを端的にまとめ、さらに例を挙げてコメントします。このように、質問の回答やお話された内容を端的にまとめ、追加でコメントして会場の皆様に伝わり易くなるよう心がけました。

 次に、会場の皆様にランダムにインタビューする場面。これは、初経験でしたが、インタビューされた方が「ケガなく頑張ってほしい」と言われたので、「ボクシング選手の試合中の怪我は保険が効くのでしょうかね」と返し会場が和やかになるなど終始間の空く時間を作りませんでした。このように、頂いたコメントに間の空くことなく反応し、単調な受け返しにならないように意識しました。

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 ラウンド中盤は相手に攻められる場面が多く、ダメかなと感じましたが、終盤盛り返し判定で圧勝。田中恒成選手のプロ5戦目で世界チャンピオンは日本ボクシング史上最速で、そのような貴重な舞台で司会をすることができ大変光栄に思います。

 今回の司会で感じたことは、会場の雰囲気を読み取って、気持ちを共有することです。台本だけを見てコメントしても、それがその場の雰囲気に合っていないと司会者は浮いた存在になってしまいます。司会者と会場が一体となるためには、雰囲気を読み取り、気持ちをのせた共感できるコメントをしなければなりません。そして、盛り下げないようにテンポよく進行することが、司会者のあり方と感じました。これらを意識して、違和感のない司会者になれるよう練習に励みたいと思います。

(司会放送部 法学部法律学科 3年 岸本聖貴)

2015/06/08

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