レクリエーション部が体操教室「スタンツ教室」開く
小学生対象に体を動かす楽しさや友だち作りのきっかけ作る

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 私たち中京大学体育会レクリエーション部は「スタンツ教室」という名の体操教室を小学1年生~4年生を対象に週に1度、8回を1教程とする教室を開いています。豊田市内は6教室、みよし市内は1教室で、週に計7教室(1教室は約100名)を各自治体と協力して開いています。体操教室の内容は、器械運動に加え、ボール運動やフリスビー運動、縄運動など、学校の授業で扱う運動を中心に遊び感覚の運動を指導しています。遊びの要素を取り入れ、体を動かすことの楽しさを実感させ、また、友達作りのきっかけになるような内容を目指しています。毎週違った内容の指導をするため、毎週、異なった運動や目標を設定しています。

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 全8回のスタンツが終わった後、子どもたちや保護者の方にアンケートを書いて頂きます。そのアンケートでは、「これからもスタンツ教室に参加したい」、「スタンツ教室に参加させたい」、「家で兄弟に体操を教えている」、「将来スタンツ教室の先生になりたい」、「スタンツ教室に早く行きたいため、宿題を早く終わらせるようになった」、「家で進んで運動をするようになった」などの感想も多くあり、喜ばしく感じるとともに、スタンツ教室の先生として誇らしさも感じています。

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 この30数年の「スタンツ教室」の活動が認められ、豊田市や1982年に愛知県知事からボランティア活動を表彰され、1993年秋に厚生大臣賞を受賞。2005年の秋の褒章には国家表彰の「緑綬褒章」の顕彰も受けることができました。

 私たちの中には運動が得意ではない部員もいます。そのような学生でも自分の出来ることは何かと考え、運動の楽しさを伝えることができると思い、工夫して指導をしています。

 レクリエーション部には教員志望の部員が数多くいます。スタンツ教室の先生の経験を通して、子どもとの接し方や指導の仕方など、教員になって必要となる知識や技術を学んでいます。また人前で臆することなく、堂々と話すことができるようにもなりました。これは教員に関係なく、社会人として必須となる能力だと思います。

 最後に今期のスタンツ教室の目標は「子どもたちにも保護者の方にも笑顔で来て、笑顔で帰ってもらえるようなスタンツにする」です。レクリエーション部員全員がこの目標に向かってスタンツ教室に臨んでいます。

(レクリエーション部 主務 鈴木大介)

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2014/10/20

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