環境サークルNEOがフィリピンの貧しい子どもたちを支援
「書き損じハガキ回収キャンペーン」で376枚のハガキを寄付

書き損じハガキ回収キャンペーン 回収風景

 

  私たち環境サークルNEOは、フィリピンの貧しい子どもたちの支援を目的に1月6日から20日までの期間、名古屋キャンパスにて「書き損じハガキ回収キャンペーン」を行いました。

 目標としていた500枚には届きませんでしたが、376枚のハガキが集まりました。集めたハガキは認定NPO法人アジア日本相互交流センター・ICANに届け、換金後にフィリピンの子どもたちの生活向上に役立てられます。

 また、環境サークルNEOはペットボトルキャップ回収による発展途上国へのポリオワクチン寄付の活動を今後も続けています。

 

●自分を変えるきっかけとなった書き損じはがきの回収活動

 昨年度もこの活動に参加しましたが、今年度は消極的な自分を少しでも変えたいという気持ちがあったために、運営メンバーとして動くことを決めました。今度はみんなを引っ張っていく1人として動かなければいけない責任を感じ、最初は不安でいっぱいでした。

 実際、運営メンバーとして動くことは簡単なものではなく、企画の段階で行う期間、はがきの回収ボックスを置く場所や、より多くの書き損じはがきを集めるにはどうすれば良いかと悩みました。また、朝のビラ配りでは早朝の寒さの中で大きな声を出し、通る人に呼びかけても、思うようにはがきが集まらない日もありました。しかし、最終的には376枚もの書き損じはがきを集めることができ、集まったはがきの束を見た時はとても嬉しかったです。 

 集まったはがきをICANに届けに行った時、フィリピンの現状について詳しく話を聞かせていただきました。台風被害や紛争に巻き込まれ、貧困で路上生活送っていたりする子どもたちの写真を見せていただいた時は本当に悲しくなりました。そんな苦しい現状に取り巻かれながらも、きらきらした笑顔を見せる子どもたちの写真は私の頭を離れません。ICANを実際に訪れたことで、今の私ができることに積極的に取り組みたいと強く思うきっかけとなりました。

 この活動を行ったことでたくさんのことを得ることができ、とても良い経験になったと思います。

(2年 山下 あかり)

●私たちにできること

 ハガキ1枚でフィリピンの子どもの給食が2食分の価値があります。つまり、今回の活動で752食分の給食を届けられることになります。私たちにできることは本当に小さなことかもしれませんが、私たちが必要としなくなったもので誰かの笑顔が生まれます。そして、活動に多くの方々の協力を得られ、それを子どもたちの笑顔につなげることができるということを本当に嬉しく思います。

 今年度の書き損じハガキ回収は終了しましたが、今後もNEOはペットボトルキャップ回収による発展途上国へのポリオワクチン寄付の活動を続けていきます。 

 800個のキャップでポリオワクチン1人分になり、本来なら「燃えるゴミ」として焼却されるか「燃えないゴミ」として埋め立てられるはずのキャップで子どもたちを救うことができます。

 また、学園祭での模擬店出店の利益はWWF(公益財団法人世界自然保護基金)に寄付し環境保護につなげています。どの活動も直接的ではないものかもしれませんが、私たちが今できることを私たちなりに行っています。

 私たちだけでは成立しない活動ですのでこれからも皆様のご協力をお願いいたします。

(3年 半谷 明日雅)

2014/03/04

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