工学部学生によるプログラミングコンテスト出場の報告会 1作品が最終審査会進出

 工学部学生によるプログラミングコンテスト出場を目指す学生プロジェクトに参加した学生75人は、9月27日、名古屋キャンパスで学内向け最終報告会を開催した。

 参加学生らは「U-22プログラミングコンテスト」入賞のため5月から活動し、これまで活動を続けてきた。「U-22プログラミングコンテスト」は22歳以下を対象に、アイデアに富んだ革新性のある人材発掘と育成を目的として1980年から開催されている。

 今年の応募総数は歴代最多の252作品767人、中京大チームからは8作品68人が出場。うち6作品が事前審査を通過し、1次審査を経て1つの作品が10月2日、東京で行われる決戦に臨んだ。(最終審査会に残ったのは16作品)

 学内向けに開催された最終報告会では、各チームがデモ動画を使用しながら作品の説明を行い、そのうち学生らの投票により1位から3位を決めた。

 投票の結果、1位は「直観操作 VR リモートパイロット」で、仮想現実感技術を搭載したアプリソフトを開発、2位は「Liner Catcher」で、音声付きのデモ動画を準備するなど発表にも工夫が見られた。3位は「米騒動忍者」、自分の体の動き自体をコントローラーにする忍者ゲームを作品にした。それぞれの作品には、カメラによる認証技術や判別機能などの最新の人工知能技術が効果的に盛り込まれるなど、工学部の学生らしい技術を使用した作品群だった。

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1位になったチームの発表 各チームの作品一覧


 学内1位のチームは東京での最終審査会に残ったチームでもある。チームリーダーの香西健太郎さん(3年)は「開発の難しさ、ミーティングの楽しさを知りました。最終の応援もよろしくお願いします」と話した。

 工学部橋本学教授は「昨年と比べるとアピールポイントが明確でした。また作品一つひとつの作り込みが素晴らしく、改良を重ねてきたのだとわかります。また発表ではデモ動画でのアピールの仕方がうまい。この活動期間中にチームリーダーの3年生が1、2年生をうまく盛り上げてくれてよかったです」と話した。

 総リーダーを務めた松田翔さんは「(総リーダーは)全体の把握をしなければならず大変でした。今年は特に1、2年生の協力、アイデアのおかげで6作品が審査を通過できたのだと思います。去年リーダーを経験した4年生7人も、しっかり技術サポートに回るなど協力する姿がみられてよかったです」と振り返った。

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橋本教授とプロジェクトに参加した学生ら


 

2016/10/11

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