新人の作品含む3点が入賞
今回で11回目の開催

 中京大学文学部が主催する11回目の文芸創作コンクールに新たに3作品が入賞した。文芸創作コンクールとは、文学部言語表現学科ができた年に始まり、中京大学の文学部生、院生を対象にした短編小説のコンテスト。文学部の教員が中心となり審査する。

 11回目は昨年9月に応募された作品が対象で、6作品の応募の中から精査された3作品が選ばれた。今回は新人2人も応募した。

 はじめて書いた小説「ポニーテールは振り返らない」で入賞した西ノ明理央さん(3年)は「以前から本は好きでした。物語を考えるのが面白そうと思い応募しました。内容の順番や話が変わるときにどうすればいいかわからず苦戦しましたが、書くことを楽しめました」と語った。

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初めて入賞した西ノ明さん

 文芸創作コンクールを第1回目から見てきた酒井敏教授は「毎年レベルが上がってきていることは言うまでもない。今まではエンタメ系の面白いものが多かったが、今年は全体的にまっすぐ青春系が多いのが印象的だった」と全体の印象を語った。

 今回の文芸創作コンクールは西ノ明さんの「ポニーテールは振り返らない」ほか、工藤竜海(ペンネーム)「犯人はお前だ!」、紺野黎(ペンネーム)「僕らは暗い夢の中」が入賞している。 

入賞作品は1冊の本としてまとめられ、LSCにも並ぶ。

 

2016/07/26

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