文学部歴史文化学科が新入生オリエンテーション
歴史を学んで関心を深める

 文学部歴史文化学科の新入生76人と2年生6人は4月9日、先生方7人の引率のもと新入生オリエンテーションとして妻籠宿、苗木城跡、苗木遠山資料館へ行きました。このオリエンテーションの目的は新入生同士が仲を深め、実際に史跡に訪れ、歴史への関心を深めることです。

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妻籠宿脇本陣資料館で熱心に見る学生

 とても良い天気のなか、まずは妻籠宿に行きました。江戸時代の雰囲気を残す町並みに、まるでタイムスリップしたような気分になりました。続いて脇本陣では、ボランティアの方に妻籠宿の歴史や脇本陣の構造などについて説明していただき、当時の生活に触れることができました。脇本陣に連なる歴史資料館では原始から近現代の史料が展示されていました。各々、展示を見たり先生方の説明を聞いたりして充実した時間を過ごすことができました。また、妻籠宿の町並みを散策し、名物の五平餅や栗きんとんを食べたり、お土産を見たりして楽しんでいる学生も多かったようです。昼食は、学生同士や先生方とコミュニケーションをとりながら楽しく食事をすることができました。

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苗木城跡の桜の下で歴史を学ぶ

 

 次に訪れたのは、苗木城跡と苗木遠山資料館です。資料館には、鎌倉時代から江戸時代末期に苗木を治めていた遠山氏の史料が中心に展示されていました。調査員の方の話を皆、熱心に聞いていました。有名な武田信玄の書状や廃仏毀釈の史料を見て、より歴史を身近に感じることができたと思います。

 苗木城は岩山という制約のなかで遠山氏が建てた城であり、天然の巨岩と人工的に作られた石垣を巧みに使った城郭が特徴です。天守展望台に行くまでに様々なタイプの石垣を見ることができ、展望台からは木曽川、恵那山、中津川市街の絶景、そして満開の桜を楽しむことができました。

 この新入生オリエンテーションを通して、バスのレクリエーションなどでお互いを知ることができ、また、史跡へ訪れたことにより歴史への興味を更に持つことができたと思います。新入生にとって、これが仲間同士の絆を深めるきっかけになれば嬉しいです。

 最後に、このバス旅行を企画し、面白いしおりを作成していただいた先生方、本当にありがとうございました。

          (オリエンテーションスタッフ・歴史文化学科2年  香川真以)

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新入生全員の集合写真

2016/04/25

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