総合政策学部坂田隆文ゼミ生が中日ドラゴンズに販売手法を提案
HPのアクセス増ねらい商品にQRコード付ける

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坂田ゼミとタイアップした商品「ドラゴンズウォーター天然水」

 

 中日ドラゴンズがブルボンとコラボして発売した商品「ドラゴンズウォーター天然水」(100円、税別)に総合政策学部坂田ゼミ(担当:坂田隆文教授)の学生が提案した販促手法が採用されました。

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坂田ゼミ生の提案で
商品に印刷されたQRコード

 これは、産学連携によるマーケティングの実践講義の一環として坂田ゼミが約半年かけて取り組んだもので、坂田ゼミの学生たちは中日ドラゴンズの集客に結びつける方法として、商品にQRコードをつけ、そのQRコードによってドラゴンズのホームページの閲覧数を増やすことを提案しました。

 この販促手法については、中日新聞及び中日スポーツ(ともに2016年3月12日付)でも取り上げられました。また、中日ドラゴンズ公式サイトにも掲載されています。 

 

■ 価値観の違い

 今回の提案で最も苦労した点は、中日ドラゴンズの方に若者の感覚を理解してもらう事です。QRコードと言えば、私たち若者のスマートフォンの中には読み取りアプリが備わっていますが、30程歳の離れた担当者の方にとっては、「そんなもの読み取るなんて、面倒くさくない?」という感想を頂くことから提案がスタートしました。私たちはなんとか若者の感覚を伝えようと思い、若者に対する調査やアンケートという根拠を持って、自分たちが若者だからこそ分かる想いを伝え続けました。その結果、中日ドラゴンズの方からご理解を頂いて出来上がったドラゴンズウォーター。店頭で見かける度に自分たちの努力を思い返します。

 私はこれから就職活動に臨み、社会に出てゆく中で、年齢や性別、国籍が異なる人とコミュニケーションをとる場が沢山訪れるかと思います。そんな時はこの経験を思い出して、根拠と熱意をもって接しようと思っています。

(総合政策学部 坂田隆文ゼミ 松田萌)

■ リーダーとしての悔しさ

 ドラゴンズプロジェクトは先生や歴代の先輩方が繋げてくださったものであり、坂田ゼミにとって思い入れの深いものです。プロジェクトに関わって満足するのではなく、最後までやり遂げることが大切だと痛感しました。

  坂田ゼミに入ってから広い視野で物事を見ることができるようになり、深く考えて行動することが増えました。実現により深めるためには提案内容も大切ですが、気持ちの強さも関係するということも学びました。今回のドラゴンズプロジェクトに関しては、リーダーとして最後まで責任を果たせなかったことに悔いが残っています。この1年間で学んだことを生かして、満足いく行動が取れなかったからです。

  しかし、このような機会を得られたのは、周りの方々の協力があってからこそです。周りの人に感謝して、これからもゼミ活動に励みたいです。

(総合政策学部 坂田隆文ゼミ 大竹杏果)

 ※坂田ゼミHPもご覧ください。

2016/03/17

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