経営学部永石ゼミ2年の布野日奈子さんのアイデア「傘を持たない雨の日」
学生・企業間交流イベントでプレゼンテーションと展示ブースを説明

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展示イベントで説明する布野さん

 2015年12月19日、名古屋大学にて「アイデアと技術のマッチングピッチ」が開催されました(主催:一般社団法人未来マトリックス)。同イベントは、有望なアイデアを持つ大学生製品開発チームと、優れた技術を持つ既存企業の自由闊達な交流を目的としたプレゼンテーション&展示イベントです。

 同イベントにおいて、布野日奈子さん(経営学部2年・永石ゼミ)が製品開発リーダーを務める作品「傘を持たない雨の日」も発表プランの1つに選ばれました。当日は布野さんがプレゼンテーションを行い、展示ブースでは企業からの技術的支援を得るための交渉を行い、複数の企業側から「アイデアとして優れているだけでなく、実現可能性もあると思われる」という高い評価を受けました。

■「傘を持たない雨の日」

 私は、「傘を持ちたくない」という人たちへの価値提供という観点から、以下の2つのアイデアを発表しました。

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ドローンタイプ 風船傘タイプ

 

①ドローンタイプ・・・傘とドローンを組み合わせたものです。傘が浮いている状態になるので、もう私たちは完全に傘を持たなくて良くなります。ドローンに自動追尾・自動帰還機能を付け、必要な時に呼び出すとドローンの傘が来て、用件が終わるとドローンが戻っていくシステムです。

②風船傘タイプ・・・持ち歩くのはポケットサイズの持ち手だけです。持ち手のボタンを押すと柄が出てきて、その先に風船が膨らみ、傘になります。折りたたみ傘よりも劇的にコンパクトなサイズで、持ち歩き負担を大幅に軽減します。

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布野さん

 特に注力したポイントは、「プレゼンテーションでの気持ちの伝え方」です。「傘なんて邪魔なんだ」という私たちの思いをどうしたら相手に効果的に伝えることができるか。チームで熟考を重ねた結果、「プレゼンの場でビニール傘を折る」という締め括りのパフォーマンスを考案し、勇気を持って実行しました。

 今回の最大の成果は、「プレゼンを行う側が、楽しんでプレゼンを行えば、相手の心を動かすことができる」ことを肌で知ることができた点です。プレゼン終了後、多くの参加者の方々が、ワクワクした表情で「これ、欲しい」というお声かけをして下さりました。支えてくれたチームメンバーに感謝し、今後も「楽しんで人に伝えること」を心がけつつ、皆様の期待に応えていきたいと思っています。

(経営学部2年 永石ゼミ 布野日奈子)

2016/01/13

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