重森千佳「おおかみだってきをつけて」

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 図書館は、図書館が掲げる原則に基づきすべての利用者に等しくサービスを提供しています。私たちは、「図書館サービス概論」で、図書館のサービスの在り方や構造を理解し、課題に対する問題について話し合っています。どのようにサービスを提供していくのがより利用者のためになるか、意見を出し合い課題解決の支援や展示の方法などを考察しています。

 自分のおすすめの本を紹介し、読みたいという意欲を高めることを競い合うビブリオバトルがあります。ビブリオバトルでは、主に言葉によって本の魅力を紹介していますが、今回は言葉ではなく、視覚的表現によるポスターで紹介し競い合いました。

 私は、画用紙や折り紙などを使って本の魅力を伝えました。自分の伝えたいことが表現できているか不安でしたが、文字の切り貼りなどの工夫を凝らした作品を、図書館の利用者の方々に見てもらえることにわくわくしました。完成した作品は自分の納得いくものでしたが、他の作品を見ているうちに違った材料も取り入れればよかったなどの反省点もあり、機会があればもう一度挑戦したいと思います。

 名古屋図書館の展示では、クリスマスの時期にあった楽しいコーナーに自分の作品が展示されていて嬉しく思いました。おすすめした本と並べて置いてあるのを見て、自分ならではの本の魅力をポスターで表現できたかなと感じ、頑張って作って良かったと思いました。

 自分の紹介した本をだれかと共有することは、新たな本の出会い、発見につながるだけでなく、自分が持っている本を読むときにも違う魅力を見つけることができます。今回のように本の魅力がさらに深まり、共有する楽しさを味わうことができる機会は今までなかったため、良い体験になりました。

(心理学部心理学科2年 新美 千香子)

2016/01/06

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