経営学部中村雅章ゼミが有松絞りのお店「まり木綿」と産学連携
名古屋まつり学生企画ブースでワークショップ開く

 私たち中村ゼミは、有松絞りのお店「まり木綿」との産学連携活動として、10月17、18日の11時半~18時に、栄テレビ塔南の「もちの木広場」にて行われた「第60回名古屋まつり『ナゴ校』学生企画」に、「まり木綿×中京大学」のブースを出店しました。

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2日目のワークショップメンバー

 

 ブースのテントには、私たちが9月、星が丘テラスで開催したイベントと同様に、まり木綿の手ぬぐいを飾り、お店の紹介ボードや、手ぬぐいの使い方を紹介した学生のスナップ写真を展示しました。商品販売としては、まり木綿の手ぬぐいと、私たちとのコラボ商品であるポーチを販売しました。販売しているポーチや手ぬぐいを見て足を止めてくださるお客様から「可愛い!」と反応をいただいたり、有松絞りに深い思い入れのあるお客様から感謝の言葉をいただいたりしたときは、とても嬉しく思いました。

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初日のワークショップメンバー

 また、有松絞りへの関心を持ってもらうために、商品販売だけでなく、ワークショップも行いました。

 17日は、星が丘テラスでのイベントでも行った手ぬぐいの様々な使い方のワークショップを私たち学生だけで実施しました。主に親子連れのお客様に興味を持っていただき、手ぬぐいを使ったペットボトルやティッシュケース、お弁当箱の包み方を実演し、教えました。

 18日は、有松絞りの染め体験のワークショップを予約制で行いました。このワークショップでは、まり木綿を経営されている村口実梨さんに来ていただき、学生はそのお手伝いをしました。ここでもお客様は親子連れが中心で、実際に布を三角形に折るところから始め、板締めをし、染料を筆につけて染めていきました。その後せいろで蒸し、染料を定着させた後でお湯洗い、水洗いの手順を経て完成します。

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染め体験に挑戦した参加者

 お客様にはそれぞれ好きな色で好きなように染めていただきました。水洗いをしたあとに布を広げ、カラフルな柄が浮かび上がったときは、とても感動した様子でした。既製品ではなく、「自分だけの手ぬぐいを作ることができてよかった」と、とても満足してもらうことができました。染め技法は、実際よりは簡略化された方法を使いましたが、有松絞りの板締め絞りがどのように染められているのかを、身をもって体験していただくことができて、伝統工芸に対して理解や関心が深まる時間になったと感じました。

 有松絞りをもっと多くの人に知ってもらいたい、という思いのもとで始まったこのプロジェクトですが、今回のワークショップを通じて有松絞りを身近に感じてもらえたのではないかと思います。

両日とも日差しが強い中、ブースにお越しくださった方、ワークショップに参加してくださった皆様、ご指導をしていただいた村口実梨さん、本当にありがとうございました。多くの方々のご協力の下、無事素晴らしいイベントになりました。これからも、名古屋の誇る伝統工芸品・有松絞りの良さを伝えるお手伝いができるよう、頑張っていきたいと思います。

(経営学部中村ゼミ2年 高井晴菜)

ワークショップ参加メンバー
3年 阿部明日香、川本恭子(リーダー)、小久保孝之、佐藤彰哉、竹岸絵里奈、中村理絵(副リーダー)、原田沙英、山口紋奈、2年 浅野真菜、近藤夏美、高井晴菜、吉田紅音

星が丘テラスでのイベント
まり木綿HPでの紹介記事

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2015/10/21

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