文学部歴史文化学科が新入生オリエンテーション
織田信長ゆかりの史跡を巡り、歴史への関心深める

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 今年度、開設2年目となった歴史文化学科は、4月11日、新入生オリエンテーションとして、歴史の旧跡を巡るバス旅行を行いました。この旅行は歴史的建造物や史料への関心を高め、フィールドワークの面白さを体感するという目的があります。また新入生同士の交流を深めることも目的のひとつです。参加したのは歴史文化学科の学生74人。上級生4人、歴史文化学科の先生7人の引率の下、今回は安土城考古博物館、安土城天主信長の館、安土城跡を見学しました。

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 昨日の雨があがり、天候に恵まれた中、まず訪れたのは安土城考古博物館、安土城天主信長の館です。考古博物館には銅鐸や土器といった琵琶湖南側から発掘された史料と、安土城に関する史料が展示されていました。特に安土城の史料は石垣の築かれ方や関係する文書が展示されており、それぞれ、古文書と向かい合う学生、専任教員の説明を聞く学生等、充実した時間を過ごせました。

 隣の安土城天主信長の館では信長の城、安土城の5階部分が再現されていました。金箔の壁と釈迦説法図の襖絵にかこまれた八角形の空間は仏教の世界観における理想郷を象徴しています。きらびやかな展示にほとんどの学生が驚き、記念撮影をしていました。また、昼食の時は、学生同士、学生と教員、自己紹介も含めて大いに盛り上がりました。

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 最後に訪れたのは安土城跡です。大手道が広く整備され天下人の城を思わせます。階段はとても急でしたが当時の風景に思いを馳せることができました。天主台に登ると、琵琶湖を見下ろすことができ、壮大な景色を楽しみました。

 先生に作成していただいた「しおり」はとてもユニークなもので、新入生は面白そうに目を通していました。バスの中のレクリエーションも盛り上がり、リラックスした雰囲気で進めることができました。新入生はお互いの交流を深め、歴史への一層の関心を得ることが出来たと思います。このオリエンテーションをきっかけにより良い学生生活のスタートをきり、仲間と共に充実していけるよう願っています。

(オリエンテーションスタッフ・歴史文化学科2年 加藤壱弥)

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2015/05/18

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