社会学研究科博士後期課程2年堀兼大朗さん(辻井研究室)が日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用

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 社会学研究科博士後期課程2年の堀兼大朗さん(受入研究者:辻井正次教授)が日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用され、2015年4月より、「自閉症スペクトラム障害をめぐる差別的排除構造の社会学的解明」について研究を行います。

日本学術振興会特別研究員制度とは…
 優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給する制度です。

●受入研究者の辻井正次教授のコメント
 堀君の研究は、自閉症のある子どもの保護者を対象にしており、子どもが自閉症という発達障害をもっていることで感じる社会から感じる差別感がどのようなもので、地域や学校教育等の中で、どのように作られていくのかを社会学的に分析するものである。実際に、当事者家族を対象にフィールドワークを行って実態に迫っていく、当事者の目線に立った貴重な研究である。

2015/05/01

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