無声映画の鑑賞や出身地の方言での会話楽しむ
文学部言語表現学科の1年生79人が新入生オリエンテーション

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 2015年度言語表現学科新入生オリエンテーションが、4月12日午前10時からセンタービル7階0703教室でおこなわれました。

 まず、学科長の甘露先生から挨拶があり、大学での4年間という自分のためだけに使える最後の時間を大切に使ってください、と新入生を激励しました。続いてスライドを見ながら、学生生活に関するアドバイスや安全に過ごすための注意、進路相談システム、教職の取り方など詳細な説明がありました。

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 その後、G班からL班までの6グループに分かれ、各教室に移動しました。ここで自己紹介や担当教員からおすすめの新書の配付があり、さらに各教員から大学での具体的な勉学や活動の説明などがありました。お昼にお弁当が届くと、皆で会話を楽しみながら昼食をとりました。方言について盛り上がるのは、さまざまな出身地の仲間が集まる大学ならではの光景で、これから言葉について学ぶ言語表現学科の新入生にとっては、より興味深く感じられるのではないでしょうか。

 午後はメインイベントの無声映画鑑賞会です。活動写真弁士・澤登翠さんによる、2本の映画が上映されました。1本目は昭和10年制作の短編アニメ『一寸法師 ちび助物語』。澤登さんのアドリブをまじえたコミカルな話術で、会場は何度も笑いにつつまれました。2本目の泉鏡花原作、溝口健二監督の『折鶴お千』は、前のアニメとは打って変わって、明治時代の情緒をしっとりとした語り口で語られました。新入生たちは目の前で演じられる生の声に聴き入り、初めての貴重な体験に感動していました。

(言語表現学科4年 川島愛理、平田静香)

2015/04/27

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