総合政策学部坂田隆文ゼミ「ランチパック 梅じゃが&チーズ」が企画
山崎製パン(株)より商品化・発売(3月31日~4月30日)

 総合政策学部坂田ゼミ(担当:坂田隆文教授)の学生が企画提案した商品「ランチパック 梅じゃが&チーズ」が3月31日から4月30日までの期間限定で東海・北陸エリア(愛知県・岐阜県・三重県・石川県・富山県・福井県・静岡県・長野県)の主要量販チェーン店やコンビニエンスチェーンで販売されます。

 これは、産学連携によるマーケティングの実践講義の一環として坂田ゼミが取り組んだものです。商品化にあたっては商品コンセプトの立案や具材の選定、パッケージデザインの作成などを行いました。

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■「伝えること」の難しさ
 私はこのランチパックプロジェクトでリーダーを務めさせて頂き、その際に学んだことがあります。それは「伝えることの難しさ」です。具体的には2つあります。
1つめは、自分の考えを伝えることの難しさです。このプロジェクトでは、自分の考えた味の案を山崎製パンの方に説明するのですが、その案がどんなに魅力的だと思っていても、伝え方が下手であるとその良さを十分に分かってもらえず、苦労しました。

 2つめはチーム全体の考えを伝えることの難しさです。チームリーダーとして、全体の考えや意向を把握し、山崎製パンの方とやり取りをしていきました。その際に、この発言でチームの皆は納得するのだろうか、私はチームの意向を上手く伝えられているのだろうかという不安が付きまとい、自信を持って発言できるようになるまでに時間がかかってしまうこともありました。しかし、完成品を口にした際のチームの皆の反応から、リーダーという自分の役目を全うできたと感じ、安心したと同時に達成感を覚えることができました。

 何かを為そうとする時は、自分の考えを伝えることから始まります。日常の生活では経験できないような方とのやりとりを学ぶことができたので、この経験を今後の活動にも活かしてさらなる達成感を得られるように頑張ります。

(総合政策学部3年 松田萌)

■ 妥協しないということ
 今回、私は初めて自分たちの考えたものが実際に商品になるという経験をさせて頂きました。実際に店頭で売られる商品を考えるにあたり、私たちは一人ひとりが何百種類もの味を考え、何度も話し合い、その中から一つを選びました。選ばれたパンには、「中京大学らしさ」があることはもちろん、1番大切な味も山崎製パンの方々が私たちの考えている味に近づくために何度も大学に足を運んで下さり話し合いをしたため、私たちの満足のいく味になりました。

 このプロジェクトを通して、商品化することの大変さを知りました。そして一つのアイデアが駄目なのであればまたアイデアを考えて満足のいくものを作り上げる、妥協しない大切さを学ぶことが出来ました。これからこの経験を生かし、たとえ一つの方法で失敗してしまったとしても、妥協せずにまた別の方法をいくつでも考えて自分自身の壁を乗り越え、成長していきたいと思います。

 (総合政策学部3年 石川萌依)

■ いつか私も、が現実に
 私は高校生だった2年前、坂田ゼミが山崎製パン様と一緒に取り組んでランチパックを発売していたことを知っていました。学生が考えたランチパックが商品化され、店頭に並んでいるのを目にして、私もいつか商品化に携わってみたいと思っていました。

 企業の方に自分の意見を提案するのは初めての経験で、右も左もわからない状態でしたが、先生や先輩方にアドバイスや指摘をしてもらいながらたくさんの案を出しました。先輩方が出されたアイデアは、中京大学だからこそのこだわりやコンセプトが詰まっていて、自分はまだまだだなと改めて実感させられました。

 私たち坂田隆文ゼミ生が考えたランチパックが近くのコンビニやスーパーなどの店頭に置かれているということが不思議で仕方ありませんが、このような経験ができたことを誇りに持ち、そしてたくさんの方々に中京大学のランチパックを食べていただき、「美味しい」という声が自分の耳に届くといいなと思います。

(総合政策学部2年 齊藤梨沙)

 ※坂田隆文ゼミHPもご覧ください。

2015/03/31

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