教育実習を終えて
「教師が楽しまなければ、生徒も楽しめない」
5月26日から6月13日までの3週間、静岡県藤枝市立青島北中学校に教育実習に行きました。自分が想像した以上に教師という仕事は大変なものでした。授業、準備、授業の繰り返しで休む時間もないほどでした。そういったなかで、熱心に指導してくださった指導教諭、子供達の素敵な笑顔に助けられ、無事に実習を終えることができました。
実習中は指導案や教材研究はもちろんのこと、生徒の日誌のチェックや部活動にも参加させていただき、空き時間があれば、できるだけ生徒達と一緒に過ごしました。
授業は主にバドミントンをさせていただきました。
生徒達も3年生ともなれば何度も行ってきた授業とあって、なれた手付きで授業を楽しんでいました。しかし、中には一向にコツをつかめないでいる生徒もいました。そんな生徒に自分のできるアドバイスや手本を見せることで、スマッシュが綺麗に決まったときの生徒からありがとうの言葉がとても嬉しかったです。このできないができた喜びを生徒と一緒に味わうことが何よりも教えることのやりがいを感じられました。
「教師が楽しまなければ、生徒も楽しめない」、この言葉は実習中にある先生からいただいた言葉です。その先生はいつも明るく授業は皆が楽しく笑顔に満ち溢れていました。楽しく学ぶことでは誰もが求める形です。それを実行するために教師は、その教科に全力で情熱を注ぎ笑顔を絶やさないことこそが楽しく学ぶ事の一番の方法なのだということを教えていただきました。
私はこの3週間で教師になりたいという気持ちが実習前とは比べられないほど強くなりました。それも実習先での出来事が今までにないくらい刺激的で充実していたからだと思います。この経験を糧に教師になる夢を果たせるよう、より一層の努力をしていきたいと思います。
(体育学部4年 長田 圭介)