RSNPを利用したロボットサービスコンテスト
工学部・加納ゼミ生が審査員特別賞、審査員奨励賞

 9月4-6日開催の第31回日本ロボット学会学術講演会で行われた「RSNPを利用したロボットサービスコンテスト」において、ジメネスフェリックスさん(情報科学研究科2年)と山本悠策さん(情報科学研究科1年)がそれぞれ審査員特別賞、審査員奨励賞を受賞しました。

■「教育現場でのロボット活用を円滑にする教育用システム」

ジメネスフェリックスさん(情報科学研究科2年)

 私が開発した教員用システムは、ネットワーク経由で、教員が学習者の学習状況の把握およびロボットへの行動と学習者への学習容の指示を可能にすることで、学習の効率化を実現するものです。近い将来、教育現場でロボットと人が共に学び合う環境が来ると予想されており、本システムのような教員とロボットが通信を行えるシステムはとても重要視されています。そのため、本システムが評価されて非常に嬉しく思います。今後は、本システムを学習者に実際に活用することで、システムの有効性を評価し、よりよいシステムを実現できるように研究を進める予定です。

■「RSNP通信を用いたネットワークロボットによる運動習慣形成のための英単語学習システム」

山本悠策さん(情報科学研究科1年)

 私は家庭内で体操を行いつつ英単語の学習が行える、運動習慣形成のための英単語学習システムを開発しました。近年、屋外での運動の場の減少や生活の利便化・塾通いなどによる遊びの時間の減少などによって、こどもの身体活動量の低下が深刻化しています。本システムを用いることで、家庭内で運動の機会を容易にもつことができ、運動習慣の形成を促すことが可能となります。

 今回の受賞を非常に嬉しく思います。これからの研究でも成果が出せるよう取り組んでいきます。

表彰状を手にするジメネスさん(前列左から3番目)と山本さん(同4番目)
表彰状を手にするジメネスさん(前列左から3番目)と山本さん(同4番目)

 

2013/09/24

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