文学部日本文学科の新入生、宣長の生涯と斎王群行を学ぶ
学生同士 先生とも交流

 日本文学科・新入生オリエンテーション

 文学部日本文学科で毎年行われる新入生オリエンテーションは、文学作品に関係のある地へと足を運び、文学への関心を高めるとともに、新入生同士や先生との交流を深めることが目的の行事です。本年度は4月13日(土)に実施されました。参加したのは日本文学科の新入生約90名と上級生4名。日本文学科の先生8名の引率の下、今回のオリエンテーションでは三重・松阪の本居宣長記念館と斎宮歴史博物館に行きました。

 まず初めに訪れた本居宣長記念館では、まず館長から本居宣長の生涯についての話を聞きました。宣長が欠かさずつけていた日記のことなど、貴重な話を聞くことができました。その後、宣長に関する展示品などをみました。宣長の美しい字に思わず心奪われました。次に訪れた斎宮歴史博物館では、斎王群行についての映像を見ました。斎王群行とは、伊勢神宮にお仕えする皇女である斎王が、都から伊勢に行くまでの約五泊六日の旅のことを言います。斎王の幼くして親元を離れ、遠い地で暮らさなければならない境遇を知りました。映像を見た後は斎宮に関する展示品を鑑賞しました。クイズなどもあり、時間を忘れて展示品を見ることに没頭しました。斎宮は『伊勢物語』と深い関わりをもっており、新入生はこれから学ぶ文学史についての予習にもなったと思います。

 移動中のバスの中では自己紹介などのレクリエーションを行い、新入生もリラックスしてお互いの交流を深めることができたように思います。昼ご飯は松阪で焼き肉を食べました。大いに盛り上がり楽しい食事となりました。一部の上級生が新入生の写真を嬉しそうにとるなどのほほえましい光景も見られ、楽しいオリエンテーションになったと思います。このオリエンテーションをきっかけに、新入生がさらに文学作品に興味をもって、充実した学生生活を素晴らしい先生や友達と送ることが出来ることを願っています。

                 (文学部日本文学科3年  是洞 慎一郎・早田 昂平)

 

日本文学科・新入生オリエンテーション
日本文学科・新入生オリエンテーション

2013/05/15

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