総合政策学部2チームがテーマ優勝、博報堂賞とハル賞
大学横断型商品企画コンテスト「Student Innovation College2012」(通称Sカレ)

 大学横断型商品企画コンテスト「Student Innovation College2012」(通称Sカレ)の予選・本選(閉会式に実施)が11月24日に立命館大学で行われ、総合政策学部の坂田プロジェクト研究と宮内プロジェクト研究の3年生が発表しました。坂田プロジェクト研究のチームH&Mがテーマ優勝、宮内プロジェクト研究のチームY.S.Tが博報堂賞とハル賞を受賞しました。


■提案商品「モチベーショングラフ」
坂田プロジェクト研究チームH&M:中村麻衣子、松原ほなみ、山田麻衣(3年)

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 マイナビからのテーマ「就活生のためのFacebookお役立ちアプリ」に沿って、「モチベーショングラフ」という商品を提案しました。本企画が始まったのはまだ5月で、就活のことをよくわかっていない私たちはまず、調査を行いました。就活を終えたばかりの先輩へのインタビュー調査や、過去1年分の新聞4紙(毎日、朝日、読売、日経)を一枚一枚閲覧し、その結果、就活には振り返りが大切であるということがわかりました。

 提案商品「モチベーショングラフ」は、落ち込んでいても前向きに就活できるようになるというアプリです。就活中の反省を毎日一言で書き溜めて振り返り、解決策を見出し、自分で行動を起こすきっかけを与えます。そして、Facebookで友人との交流を促し、就活中でも一人ではないということを認識してもらいたいと考えました。Facebookを用いることと、就活生に特化させなければならないという2つの制約がとても難しく、私たちの頭を悩ませました。

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 Sカレ閉会式では、テーマごとに行われる予選と、予選通過者が全体の前でプレゼンする本戦が行われました。企業の方から「最初から一貫して一つのアイデアを通してきた。よく練られている」と評価をいただき、テーマ別で予選を1位で通過しました。それと同時に商品化検討権をいただきました。

 Sカレは私にとって出会いの場でもあり、全国の学生たちから刺激をもらうことができました。これからはSカレで得たことを活かして、就活をがんばっていきたいです。また、モチベーショングラフを来年の就活生、後輩たちに使ってもらえるように、商品化も実現させたいです。

(総合政策学部3年 坂田隆文プロジェクト研究 代表 松原ほなみ)



■提案商品「なんでも整頓“はたら木さん”」
宮内プロジェクト研究チームY.S.T:高木晴奈、冨永翔太、柳澤翔士(3年)

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 私たちは、様々な物を整頓することができる木工小物の「はたら木さん」を提案しました。
はたら木さんは、手足の関節が曲がるので、関節を動かして形を変えることで、様々な物を整頓することを可能にします。更に、消費者が組立て時に、はたら木さんの顔の部分に好きな様に顔を描くことで、自分好みの見た目にすることが可能です。以上の二点より、はたら木さんは、使用用途もデザインも、使用する人のアイデアの数だけ存在し、世界に1つだけの整頓小物と言える商品です。

 はたら木さんを製作する中で、企業側から出された「木の素材を活かしたものであること」「デザイン性のあるもの」という条件に苦戦し、三度も商品改良を行いました。その結果、自分達の納得いく商品に仕上げることができました。

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コンテストでは、博報堂賞とハル賞の2つの企業賞を受賞することができました。企業の方からは「使い方もデザインも無限大というポイントに可能性を感じ、はたら木さんのキャラクター性に魅力を感じた」というコメントを頂きました。半年間かけてきた自分たちの商品が、この様な形で評価して頂けたことに大変喜びを感じました。

(総合政策学部3年 高木 晴奈)

2012/12/19

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