経営学部2年の伊藤ゼミ、銭ゼミ、山崎ゼミの約70人
ASAKURA PRODUCE社「ありきたりでない化粧品を作ろうプロジェクト」に参加

開発に携わった化粧品
開発に携わった化粧品

 経営学部2年の伊藤ゼミ、銭ゼミ、山崎ゼミの3ゼミ約70人が産学連携で、化粧品コンサルティング会社ASAKURA PRODUCE社の「ありきたりでない化粧品を作ろうプロジェクト」に参加しています。若者の声を聞くことで本当に若者が望む化粧品(クレンジング、洗顔、化粧水の3点)を開発しようという企画で、勿論、私たちの案が「使いものにならない」と却下されることもしばしばですが、このプロセスを通じ、商品の開発から販売までの流れを身をもって学んでいます。

 3ゼミ合同の実践教育の一貫として、化粧品プロジェクト「ReGirl」を5月に発足。学生向けにつくられた商品がほしいと考えていた私たちと、本学ビジネス・イノベーション研究科修了生で化粧品コンサルタントの浅倉隆志氏が共同で商品開発を実現することができました。

浅倉さんによるスキンケア講座
浅倉さんによるスキンケア講座

 完成にいたるまでに、成分やパッケージ、値段など、学生たちはどこにこだわるのかをアンケート調査し、「プチ贅沢」をテーマに、低価格だけど肌によく、かわいいパッケージなどを追求しました。そこで私たちは最初の商品として、日々毎日使われている基礎化粧品をつくることにしました。

 パッケージのラベルや字体は「大人っぽさ」や「色」など様々なことにこだわり、美術学校生の知り合いや専門家に頼みました。成分の内容については、自分たちの思いを浅倉さんを通して制作会社に伝え、試作品を自ら1週間使い、効果を確認し、データー化しました。試作段階では「クレンジングが目にしみる」や「薬用のにおいが気に入らない」などの問題点が多く、何回も試作品を作り直していただきました。

大学祭で販売する学生
大学祭で販売する学生

 11月2日の中京大学祭で販売をスタート。1教室を借り、産学連携で開発した化粧品を約400本用意し、販売しました。プロジェクト「ReGirl」紹介もディスプレイに表現しました。ブースには学生から主婦の方々、男性の方、さまざまな年代の方が来ていただきました。洗顔と化粧水のテスティングも行い、「しっとりしているがべたつかない」などの感想をいただきました。学園祭2日目と3日目にはプロの方によるメイク講座もひらかれ、たくさんのお客さんに商品の良さが伝わったとおもいます。

 販売本数は3日間合計で63本。「商品の勧め方を勉強しておけばよかった」「商品を信用してもらう難しさを感じた」など改めて販売の難しさを知りました。今後は、ネット販売やドラッグストアーに置いていただくなど販売ルートを増やしていく予定です。

(経営学部2年・佐藤 ひかる)

2012/11/14

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