総合政策学部の市島プロジェクト研究と社会人基礎力講座公共編受講生
愛知県選挙管理委員会主催「大学生による選挙啓発に関する提案報告会」で政策提案

CIMG4211s.jpg

 2012年9月7日、若年層による投票参加の促進や政治意識の向上を目的とした「大学生による選挙啓発に関する提案報告会」(愛知県選挙管理委員会主催)が愛知県自治センターで開催され、総合政策学部市島プロジェクト研究2年2人(田中謙佑・渡邊麻衣)と総合政策学部社会人基礎力講座公共編を受講した3年生3人(反端正人・水野元貴・森温美)が選挙啓発についての政策提案を行いました。

 愛知県選挙管理委員会は、年間を通し選挙啓発を行う「常時啓発事業」実施し、大学との連携も行っています。今回、本学の市島プロジェクト研究と総合政策学部社会人基礎力講座公共編にも呼びかけがあり、参加することになりました。

 市島プロジェクト研究では、現在、愛知県で行われている常時啓発事業の現状を分析し、その問題点を発見し、それらを解決することで投票参加の拡大を目指し、「話し合い活動の推進」および「投票済み証による常時啓発」の2つを提案しました。

 「話し合い活動の推進」では東京都品川区民の活動に目を向け、条件付けや表彰機会を取り入れて、選挙に関心のない人へアプローチを図ることを、「投票済み証による選挙啓発」では、東京都早稲田商店街で実際に行われた例を取り入れ、対象を絞らずにより多くの人へ呼びかけることを提案しました。

CIMG4241s.jpg

 社会人基礎力講座公共編では、幼いころから政治と触れ合うことを重視し、選挙の投票所に子ども用のスペースを設ける「ふれあい選挙」を提案しました。

 愛知県選挙管理委員会の方からは、「実際に行われている常時啓発の問題点や改善点が明らかになり、非常に意味がある取り組みであった」などの感想をいただきました。

 今後も若年層の投票率向上について研究し、愛知県選挙管理委員会と引き続き連携していく予定です。主体的に動いて聞き取り調査を行ったり、根拠に基づいて実現可能性を考慮するなど、今回の貴重な経験と学びを今後に生かしたいと思います。

(総合政策学部・市島ゼミ2年 渡邊 麻衣)

2012/10/10

  • 記事を共有