総合政策学部市島プロジェクト研究の学生3人
ソウルの韓国中央選挙管理委員会選挙研修院で研究成果を報告

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 総合政策学部市島プロジェクト研究(市島宗典准教授)は、9月10日にソウルの韓国中央選挙管理委員会選挙研修院を訪問し、高選圭教授(同研修院)に対し、2年生2人(渡邊麻衣・田中謙佑)と3年生1人(倭英之)が「愛知県における有権者意識と選挙啓発」について研究報告し、日韓の学術交流を行いました。

 私は、愛知県選挙管理委員会が行った「選挙に関するアンケート調査」および自治体の財政等の基礎的なデータを用い、「愛知県における有権者の政治意識に関する分析~世代と地域の観点から~」というテーマで分析し、今回のためにまとめました。

 近年、問題となっている若年層の投票率低下に加え、自治体間にも投票率の差が生じていることを述べ、そのことが各世代(若年層-高齢層)への政策に格差を生じさせていることを指摘しました。その後に、世代(若年層-高齢層)および地域(都市-農村)の2軸から有権者を分類することで、選挙への関心や政治的有効性感覚について分析しました。

 高教授からは、「日本で研究していたときの言葉に懐かしさを感じ、選挙と財政を絡めていて面白い研究だった」という感想をいただきました。これからも研究を続けていき、最終的には愛知県選挙管理委員会に対し報告を行うことで、社会に役立つような研究にしたいと思います。

(総合政策学部3年・倭 英之)

2012/10/10

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