総合政策学部の宮内プロジェクト研究2チームが奨励賞と努力賞
日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」のビジネス部門

左から星野さん、井上さん、上地さん、宮内准教授、大橋さん、植原さん
左から星野さん、井上さん、上地さん、宮内准教授、大橋さん、植原さん

 

  総合政策学部の宮内プロジェクト研究2チームが1月18日、日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」のビジネス部門で奨励賞と努力賞を受賞しました。同グランプリは、技術的な要素を背景にしたテクノロジー部門と、ユーザー視点のサービスや日常生活で思い浮かんだ事業、地域資源を活用した地方活性化を提案するビジネス部門に別れています。



プラン名「SPOCAN ~スポーツ続けて、続く健康~」 努力賞
大橋知紗さん(3年)、植原成美さん(2年)

 SPOCAN(スポキャン)は、主にメタボリックシンドロームや肥満に悩む中高年をターゲットとしています。専門家が個人に合ったスポーツを診断し、個人の生活スタイル(場所・日時)に合った地域のスポーツ団体・サークルを紹介するwebサイト上のプランです。

 1週間に1度のメール配信を行い、スポーツ・運動の進行状況などを報告してもらうことで、今後のアドバイスをしていきます。このように、定期的にメールでコンタクトを取ることで、健康を意識してスポーツ・運動を始めても、続けることができないという問題点を解決します。また、SPOCANは、「全国健康保険協会 協会けんぽ」と提携し、ターゲットを取り込んでいくプランです。

 “健康のためにスポーツを続けたいけれども続かない”という人はたくさんいます。どうしたらスポーツを続けることが出来るか、約100人の社会人にアンケート調査を行い、結果を基にプランを立案しました。SPOCANは、スポーツを続けることが出来るという利用者のメリットだけでなく、スポーツ団体を紹介するという点で地域のスポーツ振興にも繋がります。また、利用者を増やすために、「全国健康保険協会 協会けんぽ」にヒヤリング調査を行い、健康診断書と共にSPOCANのフライヤーを同封してもらう許可も得ることが出来ました。

 

■プラン名「デジタルシニアに向けた定年退職後の労働環境を提供するSNS STW(シニアタレントワーカー)」 
上地一成さん(3年)、井上絢子さん(2年)、星野健人さん(2年)

 少子高齢化が叫ばれる今日、日本人の多くが将来に対して不安感を抱えています。それに関係する様々な課題が挙げられ、その課題に対する具体的な解決策が見つかっていないのが現状です。

 私たち日本人にとって、少子高齢化という社会問題は、今後も切っても切り離せない問題となってきます。さらに、上記でも記述しましたが、少子高齢化に関連する諸問題は増え続けていく一方です。

 私たち大学生には自由な時間が多く存在します。この時間をどのように使うかは個人次第ですが、自分の生きていく日本社会の現状を見つめ、考え、悩み、行動する。そんな時間にあててみてはどうでしょうか。また、このような若者を日本社会は必要としていると思います。

2012/02/28

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