法学部古川ゼミ2、3年生がヒアリング調査
北方領土問題やアイヌ問題について、根室市長や元島民らから学ぶ

 私たち古川ゼミでは、8月31日~9月6日の日程で、北海道根室市・平取町・札幌市などにある北方領土及びアイヌ問題関係機関でヒアリング調査を行いました。この調査には2年及び3年ゼミ生20人が参加しました。「実際に現地に行き、教科書に書いていないことを学びに行こう」というゼミの基本的な考えの下、この調査では、2年ゼミ生が主体となり、現地の北方領土関連機関や元島民の方のお話を行うことができました。

 3年ゼミ生の私も、12月に名古屋地区の大学の国際関係について学ぶゼミを中心に開催される名古屋国際関係合同ゼミナールにおいて、北方領土問題をゼミの研究課題としたことから、今回の調査の参加に結びつきました。今回は北方領土視察も実現しましたが、実際に現地へ行って北方領土問題に関わる人たちの考えを聞き、名古屋で文献資料やインターネットで調

古川ゼミヒアリング調査会
 
べることだけでは知ることのできないことを理解することができました。中でも特に、関係者だけでなく、国民総意で返還要求に臨まない限り領土問題は解決しないとの声が心に強く残っています。

 また、外務大臣をはじめ閣僚による視察がニュースで取り上げられる中、私たち大学生による視察も当日のテレビニュースや翌日の新聞で取り上げられたことにも大変驚きましたが、3年ゼミ生による12月の上記の合同ゼミでの発表をはじめ、2年ゼミ生とともにこれからもより多くの人に北方領土問題への理解を深められるように活動したいと思います。

(法学部3年・藤田 紘平)

2011/09/23

  • 記事を共有