国際英語学科「国際ビジネス研修」で東京ビジネス研修を実施
東証、日銀、HSBC、日経新聞、Bloomberg社を訪問

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東京証券取引所にて

国際英語学部国際英語学科は、2010年度秋学期に山川慶記特別講師(昭和経済会研究員)による「国際ビジネス研修」を開講し、2・3回生12名が受講しました。 受講生はTOEICの高得点をマークし、将来、金融業界などへの就職を目指す学生たちが大半で、山川氏の生きた授業を熱心に聴講しました。また1月31日、2月1日には、 講座の一環として「東京ビジネス研修」が実施され、東京証券取引所、日本銀行、HSBC東京支店、日本経済新聞本社、Bloomberg社などを訪問しました。 以下は、研修参加者の福島彰馬さん、堀田尚史さんの報告書です。


■東京ビジネス研修を終えて

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日本銀行旧館前にて
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木村氏による講義(日経新聞社にて)

最初に訪問した日本銀行本店では、まず日銀の概要や機能についての説明を受けて、日銀が日本経済、そして私達の生活を支えるのに必要不可欠な存在であることを改めて実感しました。 その後、日銀本館を見学しました。かつて日銀の業務に関係のあったものや、本館地下の金庫などから歴史を感じただけでなく、当時の建築技術や堅牢な金庫の扉に感心しました。次に日本経済新聞本社を訪問しました。 建物に入ると、受付の上の巨大ディスプレイに現在の株価、為替レート、ニュース速報が写し出されており、一目で現在の経済情勢を理解できるようになっていました。 それから、日経新聞についての概要の説明を受けた後、次回春学期からの「国際ビジネス研修II」の教材となる「THE NIKKEI WEEKLY」の活用方法などについて、編集局英文編集部担当次長の木村氏から講義を受けました。 また、柿木編集長からも激励のお言葉を頂きました。「THE NIKKEI WEEKLY」の活用によって経済情報のみならず英語力もさらに身につけて、就職活動、そして将来に役立てたいと思いました。1日目の研修はわずかな時間ながらも大変内容の濃いものなりました。

 

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模擬トレード売買(東証にて)
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Bloomberg社にて
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HSBC社にて大畑氏を囲んで

2日目は東証(東京証券取引所)から訪問し、授業で学んだことを活用し、模擬トレードを行いました。ニュースの動向にあわせて変動する株価に対応できず損をする人がいる一方で、いち早く状況を予測して利益を出す人もいました。 その後は東京証券取引所CSR推進部の榊原氏による講義があり、証券市場の仕組みや機能について理解を深めました。続いてBloomberg社を訪問し、経済情報を世界に発信する業務の実態を学習しました。英語で電話での応対をしながら、 2~4台のコンピューター画面を一人で駆使する社員の方々、Bloomberg社がテーマとしているTransparency (透明性) を象徴する透明なガラス張りのオフィス、仕切りのないデスクの意義など、非常に感銘を受けました。 社員の方々の国籍も日本だけにとどまらず、アメリカ、フランス、ドイツ、シンガポールなど国際色豊かで、まるで国際英語の世界を象徴しているかのような強烈な印象を受けました。 最後はHSBC社を訪問し、大畑広報マネージャーから同社の企業活動の実際や企業理念などの講義を受けました。また、これからの私たちに求められるものなど親身になってお話をしていただきました。 就職活動だけでなく、普段の生活における私たちの“意識”がいかに大切であるかを教えて頂き、とても参考になりました。

 
この2日間、私たちは非常に有意義な時間を過ごすことができました。現場で働く最前線の方々からのお話や、普段目にすることができない実際の職場見学はとても刺激的かつ印象的で、私たちの脳裏に焼き付けられました。 まだ就活は始まってはいませんが、これからの生活の様々な場面においてこの体験はきっとプラスに働くのではないかと思います。その中で「他人にはない自分のアイデンティティー」は何かをじっくり見極めていきたいと考えています。 今回の研修を企画・実施していただいた境先生、山川先生、大学関係者、訪問先企業の方々に心から感謝申し上げます。2日間という短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。

(国際英語学科2回生 福島 彰馬、堀田 尚史)

2011/02/04

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