総合政策学部・坂田プロジェクト研究の提案「in a mass」
Sカレ2009で高評価、商品の発売が決定

  Sカレ2009で提案した総合政策学部坂田プロジェクト研究(担当:坂田隆文准教授)の整理小棚「in a mass」が、大橋量器から発売されることになりました。

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発売が決定した整理小棚
「in a mass」

  Sカレとは、複数の大学の学生が商品開発支援のWebサイト「空想生活」に企画を公開し、ユーザーと対話を重ねながら商品化を目指す大学横断の学習プロジェクト。関西大学、神戸大学、首都大学東京、明治大学など複数の大学を横断したインターカレッジ形式で新製品開発活動に関する実践的な作業を経験することを通じて、マーケティングや新製品企画、プレゼンテーションについての深い知識を学習することを目的としています。

  Sカレの最終発表会で高い評価を得た企画は「商品化検討」となり、Web上で一定の「仮予約数」を集めた企画が商品化されます。今回提案した「in a mass」は最終発表会で高い評価を得たあと、Web上での仮予約数をクリアしたため見事発売を実現することが決まりました。

  (空想生活「in a mass」: http://www.cuusoo.com/studio/user/084413/0003/

 

■プロジェクトを通して

  今回の商品開発を通して、消費者のニーズと私たちのアイデアを結びつけることの難しさ、そして商品がどれだけ魅力的かを消費者にアピールすることの大切さを知りました。 私たちは日常生活の中で困っていることを解決できる商品を考えようと思い、ベッド周りに置いているものをきれいにまとめるラック『in a mass』を提案しました。

  商品を提案するために、アンケート調査やインタビュー調査を行い、消費者が何を求めているかの根拠付けや試作品の作成を行いました。また、Webサイトに寄せられたユーザーからの質問や意見をもとに、何度もチームで議論を重ね試作品の改良していきました。その努力が企業の方に認められ、ぜひ商品化を検討したいというお話をいただきました。

  商品化検討が決定してからは企業の方と話し合いを重ね、現在の形の商品『in a mass』が完成しました。このSカレの仕組みとして、Webサイト上で仮予約がある一定の数を満たさないと実際に商品化にならないということで、商品の魅力を消費者に伝えることに苦労しましたが、多くの消費者の方に私たちの商品を欲しいと思っていただくことができ、また商品化を達成できたことを嬉しく思います。

  作業に協力して下さった大橋量器様、またSカレの運営に携わる方々や空想生活のサイト上で応援して下さった皆様、指導をして下さった坂田隆文准教授やゼミの後輩などすべての皆様のおかげです。このような経験をさせていただいたことに深く感謝しています。

(総合政策学部・坂田隆文プロジェクト研究 遠藤 弘隆、星 文香、松岡 美夏)

2011/01/19

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