総合政策学部坂田ゼミの学生が企画提案
企業の協力を得て「カツまぶし」として商品化

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  総合政策学部坂田ゼミ(担当:坂田隆文准教授)の学生が企画した商品「カツまぶし」(480円税込)が12月2日から15日の期間限定で愛知県・岐阜県・三重県・和歌山県の一部のサークルKサンクス約1500店舗で発売される。「カツまぶし」は名古屋名物ひつまぶしをイメージして小さめに切ったみそカツをごはんにのせた商品で、産学連携によるマーケティングの実践講義の一環として、坂田ゼミの学生が約半年かけて企画したもの。

  サークルKサンクスからは「食材や容器選定・商品パッケージにも多くの学生のアイデアが盛り込まれており、学生の豊かな発想・想像力が企画に活かされた商品」として高い評価を得ており、ここに至るまでの学生たちの尽力のあとがうかがえる。


■プロジェクトから学んだこと

  私はサークルKサンクスとのコンビニエンスストアの弁当開発を通して、ひとつ商品を世の中に出すためには、より良いものを作りたいという熱い想いと、それに共感してくれる多くの人の協力が必要であることを知った。「カツまぶし」という商品が形になるまでは、競合のコンビニエンスストアだけでなく弁当屋やスーパーに何度も足を運んで調査した。また、チームでインタビュー調査や街頭調査を行って、たくさんの方に協力していただいた。
  企業の担当者の方にも、プレゼンテーションをした後に、積極的にアドバイスをいただくだけでなく、メールでもやりとりをして自分たちの想いを伝えていく作業を行った。企業の方もその想いに応えようと、何度も試作品を作り、打ち合わせをする機会をつくっていただいた。その結果、限られた制約をクリアしながら、単純に「学生が考えた商品」ではなく、「カツまぶし」というひとつの商品が出来上がったと思う。
  この活動を通して、自分たちがゆずれないところはどこなのか、それをどうやったら伝えることができるのか。ひとつの商品が世に出るまでにたくさんの人が関わっているということを知ることができた。
  商品がかたちになった今、作業に協力して下さったサークルKサンクスの方々、プロジェクトチームメンバー立川一磨さんと二宮和結子さん、坂田隆文准教授とゼミ生に心から感謝したい。

(総合政策学部総合政策学科3年 福田 恵子)

2010/12/01

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