共感創出型インターンシップ報告会を開催
総合政策学部2、3年生26人がヤマテホールで

  総合政策学部の専門科目「NPO・NGO論」を受講して、この夏、ソーシャルビジネス関連企業やNPO法人でインターンシップを体験した2、3年生26人が、9月18日(土)、名古屋キャンパスのヤマテホールで、「共感創出型インターンシップ報告会」を開催した。。
授業は、内閣府・地域社会雇用創造事業交付金事業に採択された「ソーシャルビジネスエコシステム創出プロジェクト」(主催:NPO法人ETIC.)の一環として行われた。

 

報告会を終えて

総合政策学部3年 柳沢 保奈実

  「共感創出型インターンシップ」の最終報告会では、まず、26人の学生たちがそれぞれのインターンシップ先(社会的企業)で感じとってきた企業やNPO法人の思いや、隠れたメッセージを汲み取ることで、同じ大学生たちの共感を引き出したいとの狙いで製作された3分間の動画9編を上映した。

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  土曜日であるにもかかわらず、審査委員として出席してくださった総合政策学部の客員教授であり前名古屋市長の松原武久先生を始め、経済産業省・愛知県庁・読売新聞社等の方々から温かく厳しいコメントをいただくことができた。この場を借りて、心からお礼を申し上げたい。

  私たちは今回の報告会を企画し準備するにあたって、さまざまな経験をした。授業を行いながらの60時間のインターンシップ、インターンシップが終了した後もプレゼンやスライドショーの作成。なにもかもが初めての経験で試行錯誤の毎日だった。インターンシップ中は春学期中だったために授業との兼ね合いが難しく、なかなか思うように進めることが出来なかった。毎日が忙しく、正直辞めたいと思った仲間もいた。しかし、同じチームの仲間やNPO法人のアスクネットのコーディネーターの人達に励まされ、支えられて最終報告会の日を迎えた。

  発表当日はどのチームも涙の報告会になってしまった。審査委員長の松原先生に「発表の場で泣くのはいけない」と叱咤激励のお言葉をいただいたが、あの涙は私たちの半年間を凝縮した思いだと私は感じている。また、私たちが作ったスライドショーが会場内に共感を生むことができたことを本当に嬉しく思う。

  NPO法人アスクネットとNPO・NGO論(担当:羅一慶准教授)の共同プログラムを受講したみんなが、本当に成長できたひと夏であった。

2010/10/06

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