国際教養学部の2年生が5カ国でセメスター留学
35人がスペイン・サラゴサ大で語学研修プログラムを受ける

  国際教養学部の2年生89人が2009年8月―2010年1月、スペイン(サラゴサ大)、フランス(レンヌ第二大)、ドイツ(マールブルク大)、ロシア(サンクト・ペテルブルグ大)、中国(上海大、蘇州大)の5カ国に分かれ留学した。演習科目「海外課題研究」による留学で、1セメスター(1学期間)、提携先大学の語学研修プログラムを受けた。
  スペインに留学したのは35人。サラゴサ大学では、他国からの留学生とともに、スペイン語を学んだ。


■ 「スペインに留学して」 国際教養学部2年 鈴木真帆さん

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  留学当初はほとんど聞き取れなかったスペイン語が、生活するうちに徐々に身に付いていった。スーパーに買い物に行ったり、道で出会った人に積極的に話しかけることが楽しみであった。そして最終的には家族や友達とスペイン語だけでコミュニケーションがとれるようにまでなり、とても嬉しかった。
  人との出会いも大変素晴らしいものであった。いつも相談にのってくれて、たくさんの時間を共にしたポーランド人の留学生、笑顔でみんなを楽しませるフランス人、授業中に戦争の恐怖体験を話したパレスチナ人。また、中国人の友達はとても親切で優しく、私の持っていた中国に対するマイナスのイメージを変えてくれた。毎日平和に生活できる自分は幸せだ、と感じるとともに自分だけでなくすべての国の人が幸せであることを願う気持ちが強くなった。

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  他にも、私はこの留学で様々なことを学んだ。ホームステイで知った大量のオリーブオイルを使うスペイン料理、陽気で強気なスペイン人の性格。また友達とディスコやバルで一緒に盛り上がったり、スペイン国内やフランス旅行を自分たちで計画し、現地で起こったトラブルを乗り越えたこともとても良い経験になった。
  言葉がうまく伝わらなくて困ったことや、文化の違いから辛いと思うこともたくさんあったが、国籍を問わずたくさんの友達が支えてくれた。この留学で得た経験を今後の人生に活かしていきたい。

2010/02/12

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