現代社会学部のドランゴンズプロジェクト
球団職員に研究成果をプレゼンテーション

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球団職員にプレゼンする学生たち

  現代社会学部の学生は昨年の6月にナゴヤドームでプロ野球ファンの意識調査(ドラゴンズプロジェクト、通称ドラP)を実施した。そして12月18日、中日ドラゴンズ球団事務所にてドラPの研究発表を行い、小宮営業担当取締役を含む10数名の球団の職員に、分析結果とそれに基づく提案をプレゼンテーションした。
  今回の目的は、プロ野球の観戦でナゴヤドームに来た観客の意識を通じて、観戦環境の改善や観客動員の方法についてのヒントを得ること、更にはプロスポーツをコミュニティ再生の手段として役立てる道を探ることであった。発表当日に向け、様々な質問項目を組み合わせ、分析を繰り返し、ドームの利用者にインタビューを行い、ドラゴンズや他球団に関する資料を多数読んだ。
  発表の中心である3年生は就職活動と重なり、授業で全員集まることが難しく、大学以外の場所でスーツ姿のまま作業をすることもあった。当日会場に出かける寸前まで準備が続いた。
  研究発表の当日、選抜された5グループ15人が「観戦環境満足度」「真のファンはどの座席区分にいるのか」「女性ファンの獲得」など、テーマを絞って発表した。球団職員の方に強く関心を示していただき、手応えを感じた。緊張の中、発表を終えると、「こちらも色々と考えさせられた」などの感想が述べられ、終わった後の達成感は何物にも代え難いものとなった。
  私たちはドラPを通して、皆で協力して一つのものを作ることがどれだけ 大変かを改めて感じた。また度胸と自信をつけることもできた。ドラPを通して学んだことを、これからの就職活動に、社会に出てからも生かしていきたい。

(社会学部3年・久野 瑞貴)

2009/01/27

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