情報理工学部の宮田義郎研究室がワークショップを企画運営
『つなごう町と地球』にブラジル人小学生ら43人が参加

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『つなごう町と地球』に参加したブラジル人小学生ら参加者達


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展示された未来を描いた地球儀

  情報理工学部の宮田義郎研究室が全4回シリーズのワークショップ『つなごう町と地球』(9-11月)を企画・実施した。ブラジル人小学生ら43人が参加し、コンピュータを使っての世界探検や理想と夢を盛り込んだ地球儀の制作、ふれあい祭り(豊田・保見交流館)での展示発表を行った。
  日本学術振興会主催「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」の事業に前年の『わくわくドキドキ町マーチ』に続いて採択され、支援を受けた。


●『つなごう町と地球』を企画・運営して

  日本学術振興会主催「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHIとは?」のプログラム『つなごう町と地球』を企画・実施した。目的は、世代や国籍を超えた人々で現在の地球や未来の地球を考えることによって、より地域の交流を活性化させるきっかけを作ること。豊田市に住む、小学校低学年から団塊の世代の方まで30人ほどの人が参加した。一昨年から続けているいきいきカレッジの内容を発展させるために、地域の様々なNPO団体の方と話をして、地域に住む外国籍の方の悩みや問題を知り、少しでも解決する手助けになればと思った。
  10月4日と18日に、地域の方々による地球儀制作が行われた。下準備として、直径90センチのスチロール球を2つ準備し、学生が海色に塗り、片方には大陸を紙粘土で肉付けした。その上に地域の方々が大陸や建築物を付け加え、大人と子供、日本籍と外国籍のさまざまな視点を融合した地球儀が完成した。

  11月2日に保見交流館で行われたふれあいまつりで、制作した地球儀を展示。地球儀を作った人達が完成を見て喜んでいた。地球儀に埋め込んだクリケット(音に反応して動く小型コンピュータ)により、企画に参加していない人達にも手を叩いたりして楽しんでもらえた。ふれあいまつり後も交流館に展示してもらうことにより、今回の企画に参加していない地域の人たちにも現在や未来の地球、地域の交流などに目を向けるきっかけにしてもらっている。

(情報理工学部情報メディア工学科3年・川口 弥生)

2008/12/24

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