現代社会学部のドラゴンズプロジェクト
プロ野球ファンへのアンケート調査を実施

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ナゴヤドーム観客席での調査

  6月7日、現代社会学部では、ナゴヤドームにおいてプロ野球ファンに対するアンケート調査(ドラゴンズプロジェクト、通称ドラP)を行った。この調査は、2006年度より社会学におけるフィールドワーク教育の実践として、また社会調査士課程の一環として、中日ドラゴンズとナゴヤドームの協力の下、行われている。学生達は、この日のために問題意識を形成し、調査技法や観客に対する礼儀作法を学ぶなど、トレーニングを積んできた。その甲斐もあり、当日、学生達は学習成果を存分に発揮して、1千人以上の観客から回答を得ることができた。
  調査後の感想では、「フィールドで観客の生の声、表情に触れる事で、プロ野球の魅力や力を改めて実感した」「観客の方と交流をする中で、名古屋に対する印象が変わった」「自分達で調べた事を、球団や地域に対して提言する事にやりがいを感じる」といった意見が上がるなど、今回の調査が学生達の学びにとって、実り多いものであるということも伺えた。
  「この調査の根底には都市コミュニティの再生という課題がある。今後は、調査結果を手掛かりとして、その可能性について探っていきたい」と、中京大学現代社会学部の西山准教授は語る。
  今回の調査活動での経験を生かし、今後はプロ野球ファンの特徴やドラゴンズと地域の豊かさとの関連について分析・研究を行い、球団や地域社会に対して積極的に提言を行っていく予定だ。

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教室でアンケートへの回答を依頼する練習 調査のためにナゴヤドームへむかう学生たち

(社会学部4年・久野 亜紗美)

2008/09/29

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